振り込め詐欺
ある日突然写真のようなダイレクトメールが届いた。世界的な構造不況の中経営者も従業員も大なり小なり不安を抱えているので「地獄に仏」と思い込んだら大間違い。地獄からの招待状です。この手のダイレクトメールの特徴は、表には差出人の住所等はありません。開いてみると、トップに誘いの殺し文句を大きく表示しています。さらに、会社名は大手の信販会社に似た名前を使っているので、あわてて読むと勘違いしてしまいます。そして継続してこの種のダイレクトメールが届けられることから、どこかにリストがあるのでしょう。それを使い回しています。ネットで販売されていると聞いたこともあります。無作為に発送したのでは、通信費も無駄になってしまいます。
そのまま放置すれば、電話等で勧誘してくることは殆どありません。しかし、懐具合を思うとつい電話してしまうのです。この場合フリーダイヤルが多く、どの地域に繋がっているのか発信者には判明できないようになっています。フリーダイヤル=無料という意識から「ありがたい」という心理が働き、親切な業者というイメージを抱かせる効果もあります。この時業者はリストを作り始めます。住所・氏名・電話番号・勤務先・年収・etc・・・・融資希望金額を確認して、ご希望金額が大きいので上司に相談して結果をお知らせしますので、いったん電話を切ってお待ち下さい、10分後に結果をお知らせしますので再度電話をお願いします。「上司に相談して」もなかなかの殺し文句です。既に銀行融資は限界でローンも限度一杯の借り入れで、身動きできない本人としては緊張が高まります。10分待って電話すると「上司は却下しましたが、今回は担当の判断で特別枠を作りました」特別枠????上司がダメと言っているのに、担当の判断で・・???そんなことできる筈もありません。焦げ付いたら誰が責任を取るのですか??しかしこの殺し文句にマンマとはまり、融資保証金名目で詐欺に会ってしまいます。
昨今消費者金融の多くも銀行系に吸収されて、審査もそれなりに厳しいようです。それなのに審査もなしに、補償人も担保もなしに融資してくれるなんて、しかも低利子で・・・・。余裕があって考えてみれば理解できるのですが、弱みに付け込んで畳み掛けるように話を進められたら、多くの希望者がサギにあってしまう結果となるでしょう。
インターネットに繋がる環境をお持ちの諸兄は先ず、Yahoo Google 等の検索エンジンで会社を調べて見ましょう。商売ですから殆どの場合自社のサイトがあるはずです。検索に見当たらなかったら、この話は無かったことにしましょう。世の中そんなに甘くはありません、経験から導き出された結論です。小生の場合、銀行のATMではなく、消費者金融のATMを指定されました。指定された消費者金融が近くに無かったので無事でしたが、もしも銀行からの振込みだったとしたら「金返せ!!」と地団駄を踏んでいることでしょう。

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